top of page
プロフィール写真

お名前 西田由美子

<食育インストラクター>

食を通して子供たちの健康と家族の健全なコミュニケーションを図る事を提唱。

Food education instructor

I propose that I plan the health of children and the healthy communication of the family through a meal.

 

 

<食育サロン しかり代表>

人々の出会いから生まれる物語。そして大切な家族の物語。

「食」を通して繰り広げられる、心豊かで健康的な生活。

みんなが安心できる笑顔のある暮らし。すべてのことは、然るべき姿へ。

それが「食育サロンしかり」の提案です。

◆一般社団法人 日本健康食育協会認定 健康食育プランナー

◆製菓栄養士 心と体に優しいおやつ教室 Sweets Garden運営

◆内閣府 食の6次産業化プロデューサー 食Pro、レベル3

◆NPO法人日本食育インストラクター協会認定 食育インストラクター

◆NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会認定 メンタルケアアドバイザー

◆栄養士

 

経歴・実績

 <食育サロンしかり>

 食を通じ、子どもの健やかな成長を応援します。食育を通じ、温かい地域づくりに貢献します。

 

          西田由美子フェイスブック https://www.facebook.com/sweetsgardenchild?hc_location=ufi

                                                

                      <お問合せ>  sweetsgardenchild@yahoo.co.jp

  私にとっての「食育」とは? ~食育に対する思い~   

 「食は人を育む」 「行事食に学ぶ」 「食育のベースは家庭の食卓」 「5つの感謝」

 

 『食は人を育む』

 かつて「食育」は、日本人の生活の中で施されてきました。

 それぞれの家庭で親から子へと伝承されてきた「おふくろの味」。

 そこには丁寧に解説されたレシピはなく、「感覚」だけが頼りでした。

 まな板の上で大根を切る音、サンマの焼ける香ばしい香り、肉じゃがを煮る時の匂い、天ぷらを油に入れた時の音など、

 料理をする中で「五感」を同時に活用する行為が日々行われていました。

 

 また、各家庭で供される食事の一品一品には、細かな栄養価の計算などはありませんでしたが、

 彩りや栄養のバランスは考慮され、家族一人一人の健康が管理されてきました。

 そこには未病や予防も含まれ、そのような環境の中で、人は自然にそれぞれの「食を選ぶ力」を養い、育まれてきました。

 

 「衣食足りて礼節を知る」という言葉があります。

 これは量が足りているという意味ではなく、自分の体にあった正しい食事で、偏らずに食べるということです。

 人は体も心も食べたもので形づくられています。

 各家庭で、個々の体に合った栄養バランスの良い食事習慣を身に付けることは、

 人が健康に生きていく上でとても大切なことではないでしょうか?

 

 

 『行事食に学ぶ』

 日本の行事食が誕生した背景には、四季折々の年中行事があったことが挙げられます。

 本来、年中行事は「神様をお呼びし、ご馳走を捧げる日」で「ハレの日」と呼ばれていました。

 「ハレの日」は、普段の食卓にはないご馳走を並べて日常の「ケの日」とは区別してきました。

 農耕民族であった日本人にとって、季節の変化は稲作を中心とする農耕手順の目安になるもので、

 その目安となる日に行事を行うことで、収穫に感謝してきました。

 

 また、季節の変わり目は体調を崩しやすく、そのため季節の変わり目に「ハレの日」というご馳走を食べる日を設けることで、

 体に栄養と休息を与えてきました。

 体調を崩しやすい季節の変わり目を賢く乗り切る「食の知恵」でもあった行事食は、

 日本人として大切なことを教えてくれているような気がします。

 『食育のベースは家庭の食卓』

 「We are what we eat」という言葉があります。これは「私たちは食べたもので出来ている」という意味です。

 私たちの一生の食事回数は、乳児期の期間を除いたとしても、こ80,000回以上になります。

 これだけの食事を摂り入れ、消化吸収し、私たちの体は出来ています。

 当然、どのような材料を摂り入れるかによって出来上がってくる体は異なり、

 どのように食べてきたかによって出来上がっていく心も変わります。

 

 心が癒される食は、基本的に「家庭」にあります。

 特にお子さんの場合、基本的な愛着の形成、自尊感情の形成という観点から、

 家庭の食事はとても大きな意味を持っていると考えます。

 「癒しの食卓」は、不安な心理状態に陥った時や、危険にさらされた時、確実に守ってもらえるという安心感を得る場であり、

 家族との信頼関係を構築する場であると考えます。

 

 

 『5つの感謝』

 朝起きて家族とご飯を食べる時、友人とランチを食べる時、大切な人と一緒に食べる夕食など、

 現代の食事の形は様々ですが、基本的に私たちは1日3回食事をたべ、その都度「いただきます」という言葉を口にします。

 日本の数ある挨拶の中で、最もなじみ深い「いただきます」とは、誰に、何を「いただきます」なのでしょうか?

 

 (1)自然への感謝・・・・・作物を育む大地、きれいな水、太陽の恵みなどへの感謝

 (2)いのちへの感謝・・・・野菜、肉、魚など人と等しく尊い命への感謝

 (3)労働への感謝・・・・・食事が食卓に並ぶまでのたくさんの方々の存在への感謝

 (4)知恵への感謝・・・・・地域や家庭で伝承されてきたレシピや知恵への感謝

 (5)周りの方々への感謝・・共に楽しい食卓を囲んでくれる身近な方々への感謝

 

 

 私たちが活動するエネルギーの源であるご飯。目の前に食事が運ばれてくるまでには、

 数え切れないほどの奇跡のような繋がりが存在します。5つの感謝を考えることは、

 いのちを頂く事への尊さ、自然環境、受け継がれる食文化などに繋がります。

 毎日の「いただきます」という言葉に感謝を込めることが、心豊かな食卓を創造し、

 幸せな時間を共有できるものと信じています。

bottom of page